凍土エリア

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概要

惑星ナベリウスは、我が母星と酷似した環境を持つ。
銀河中心から適度な距離にあり、重い元素が高レベルに存在し、高い恒星密度による彗星や小惑星の衝突の危険、超新星爆発による放射線、銀河中心のブラックホールの影響を避けられる領域に位置している。いわゆるハビタブルゾーン (人類型生命居住可能領域:GHZ) にあるナベリウスであるが、さらに、重力、大気組成、大陸と海の比率、生命系統樹パターン、その他様々な環境値において、我ら人類の祖となる惑星に類似する。


他宇宙の生命

オラクル船団は10を超える船団群に分かれ、それぞれが異なる銀河を探索している。ナベリウスはアルファ銀河に属する。超技術を持つオラクル船団ではあるが、さすがに銀河間通信には数ヶ月の通信遅延がある。惑星探査情報の相互交換は半年に1度となっており、惑星ナベリウスについて他銀河の状況との比較は難しい。しかし、環境さえ似ていれば同じ歴史を辿るはずだという単純仮説、汎宇宙的に生命種が広がるというパンスペルミア仮説、これらについては肯定的な情報が揃いつつあり、仮説の証明も最終段階であると考えられている。

ドレイクの方程式やフェルミのパラドックスは、我々人類が単一の惑星から脱出し得ない状況下においての思考であり、フォトンの発見による超光速超長距離移動と、リアルタイムでの超光速遠隔観測が可能であるなら、互いに遠く孤独に存在する生命同士を発見することはそう困難な話ではなくなった。アルファ銀河を探索するオラクル船団はすでに、ナベリウス、アムドゥスキア、リリーパ、ウォパルといった生命の存在する惑星を発見、探査を行っている。また、探査計画ではすでに、その他の探査候補惑星をいくつか設定しており、第五探査ミッションでは、惑星ハルコタンを選定している。各惑星は100万光年未満の非常に近い距離にある。惑星ナベリウスについては100年以上の探査を終えつつあり今後は監視対象となるであろう。


凍土エリア

すでに既知の情報となっているが、惑星ナベリウスはダークファルス【巨躯】が封印されていた場所であった。政府及びアークス上層部によりこれら隠蔽されていた情報は、虚空機関の元総長ルーサーのダークファルス化事件以後、次々と公開されていく。情報公開前は地質学者ロジオ博士を代表とした民間の小規模グループによる地道な調査が行われるのみであり、特に、凍土エリアにおける異常値について研究が進められていた。

アークスの探索地域は当該惑星の代表的な風土である場所 (エリア) が選ばれる。そしてそれは森林エリアである。ナベリウス中高緯度に位置する森林エリアは、亜熱帯 (Am) の気候区分になる。気候は大陸と海洋の配置によって大きく影響を受ける。温暖な海流と大陸の山脈とが広範囲においてゆるやかな温度交換を行い、十分な降雨量がある。この気候が常緑広葉樹林の広い分布を促し、豊かな動物相を生み出す。

この森林地帯は海抜ゼロメートルから1000m程度の、平野、もしくは緩やかな丘陵地帯となっており、一部の標高数千mの山脈地帯以外は似通った長大な森林に覆われているのだが、ある地域400キロ平方メートル程度のエリアのみ、年平均気温が氷点下より低い地域が存在する。連続した2年以上、凍結した土壌がある地域を永久凍土と言う。惑星中高緯度地域ではありえない気候であり、近年の謎であったが、これはダークファルス凍結封印の為の気候変化であることが判明した。


ダーカーの凍結封印処理

ダーカーがフォトンでしか破壊できないのは、ダーカー自身がフォトン生命であるからである。純結晶フォトンは正時間同調のクロック整弦波を発振するが、ダーカーのD因子侵食フォトンは歪曲収差波動を発振する。時間の同期が乱れると生命DNAの染色体末端を保護する末端小粒が機能しなくなり、視床下部の視交叉上核にダメージを受ける。松果体はメラトニンの異常分泌を促し、サーカディアン・リズムを破壊する。DNA複製が阻害され、生殖機能の著しい低下を呼び起こす。これは無機物にもD因子侵食する為、周囲の有機物に伝染的に侵食を広げていく事になる。単純化した話にするならば、生命体の体内時計を破壊されることで子孫を残せなくなるのである。フォトンの空間許容率とは、同期時間の歪曲許容の事であり、ダーカーの大量発生は元より、ダークファルスのような巨大な負フォトン生命は、宇宙の生命種の保護を謳うアークスのみならず、全ての生命に対する不倶戴天の敵なのである。

光と影があるように、時間の正負もまた裏返しの存在である。ダーカーをフォトンで破壊するのも完全なる破壊ができているわけではない。正のみの純粋宇宙、生命にストレスの無い環境は生命の多様性を生み出さず、緩やかに全種の老化を促す事になる。ダークファルスを完全破壊してしまうと、ナベリウス宙域を概念的砂漠化することとなる。よって当時のアークスの科学技術の粋を結集し、ダークファルスを時間凍結する事となった。

描像として語られる時空泡は、時空の量子化において、存在時間がプランク時間程度で生成・消滅する物理的対象として考えられる。1個の質点の運動は、3つの空間座標と1つの時間座標で表される4次元空間の中の、1本の連続曲線、軌跡として表現され、重力による4次元時空の曲がりに相当する事で、一般相対性理論で定義できる。ボソン粒子制御技術を用い、ダークファルスコアをナベリウスの固有磁気場に静止させる。グリムモノリスを周囲に配置させ、正フォトンと負フォトンの同調交換を行い、テケン・オベリスク (制御塔) によって、地殻に埋められた全長数キロにも及ぶフェルミオンスタビライザーを機動させ、時間凍結を行っている。保護場で凍結範囲を抑えこんではいるものの、フィールド表面は絶対零度の静止世界となる為、周囲を広範囲に冷却することとなった。

アルファ銀河渦状腕の一つ、ヨトゥンヘイム腕内に位置する惑星ナベリウスが、10億年規模で起こる座標位置のずれによって、封印同期は解除されてしまう為、これは永久の封印ではない。アークス流に言うならば「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律、第八条、第二節、個体の捕獲及び個体等の譲渡し等の禁止に対する違反行為により、禁固10億年に処す」となるのだろうか。


オーロラ

通常オーロラは、天体の極域近辺に見られる大気の発光現象であり、極光 (きょっこう) ともいう。

太陽風と呼ばれるプラズマの流れが、惑星の磁気圏は太陽とは反対方向、夜側へと吹き流されている。太陽から放出されたプラズマは惑星磁場と相互作用し、複雑な過程を経て磁気圏内に入り、地球磁気圏の夜側に広がる「プラズマシート」と呼ばれる領域を中心として溜まる。このプラズマシート中のプラズマが何らかのきっかけで磁力線にそって加速し、惑星大気(電離層)へ高速で降下することがある。大気中の粒子と衝突すると、大気粒子が一旦励起状態になり、それが元の状態に戻るときに発光する。

オーロラは完全な両極点近傍ではあまり観測されない。地磁気の緯度でいえば、昼側では75度を中心としておよそ77度から78度のあたり、夜側では65度を中心としておよそ68度から70度のあたりに、惑星の磁極を取り巻くドーナツ状の領域に発生する。オーロラの発生している領域を「オーロラオーバル」と呼ぶ。そしてオーロラがよく発生する領域をオーロラ帯(オーロラベルト)という。地磁気の緯度でいえばおよそ60度から70度のあたりである。オーロラ発光の原因であるプラズマ粒子がほぼ磁力線に沿って動くという性質を持っていることと関係している。オーロラを起こす粒子が主要な供給源であるプラズマシートから惑星電離層まで磁力線に沿って進入すると、このドーナツ上の領域にたどり着くため、そこでオーロラが発光しやすい。最もオーロラの見られる頻度が高い地域では、一年に250日くらい見える。つまり、白夜ではない夜ならばほぼ毎日見られる。オーロラの活動が活発なとき、オーロラオーバルは大きくなり、より低緯度側に現れる。

凍土エリアは中高緯度地域である為、自然発祥としてオーロラが観測されるわけでは、もちろん無い。夜側に流れる太陽風と無関係に昼側でも発生するこの「オーロラ」は、グリムモノリスの排出する負フォトン流が大気のエーテル流と反応して発光するのであり、太陽風を反射することで昼側に擬似的に同環境を生み出すのである。


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  • 最終更新:2014-06-24 01:17:42

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